トップページ 事業案内 お知らせ ブログ 里親募集 代表挨拶 施設案内 よくある質問
お知らせ

2021年夏 シェルター準備中の出来事

ある朝、リフォーム中のシェルターに到着すると玄関前に可愛いワンちゃん(元気な10歳前後のウエストハイランドテリア)がちょこんと座っていました。

愛嬌いっぱいの笑顔で近寄ってきます。高級な首輪とリードのみで身元が分かるものはありませんでした。

迷子なのか?捨て犬なのか?一先ず病院に連れて行き警察に届け出しました。

2日後警察が引き取りに来られましたが迷子の届け出は無いとの事でした。

その後動物愛護センターで保護いただき飼い主を待つことになったそうです。

たまたま、老犬を亡くしたばかりの方が引き取りを希望され、動物愛護センターに連絡したところ「昨日亡くなりました。」とのことでした。

亡くなった原因はわかりませんが、病院にいる時から環境の変化に戸惑いご飯を食べなくなっていましたので衰弱死したのかもしれません。

監視ビデオを確認したところ早朝にフードを深々と被った年配の女性が連れて来た映像と2時間後に様子を伺いに来た年配の男性が映っていました。

「どんな事情があるのか?」計り知れませんが10年前後家族と暮らした子を捨てる気持ちが許せません。

この子のようなペットが少しでも救えるように気持ちを新たにした事を覚え、写真を見る度に目頭が熱くなります。

写真公開は元飼主の方の気持ちも考え投稿を控える事も考えましたが、この子の存在を忘れてはならないと思い投稿させていただきました。